2023.02.24
2023.07.29
リノベ物件をつくる人の目線②
リノベ物件をつくる人の目線~回遊動線~
こんにちは!
現場監督兼設計のおれんじくんです🍊
僕のブログでは現場監督と設計を両方やっている中で、いろいろお話しをしていきたいと思います( ^^) _旦~~
第二回は「回遊動線」についてお話ししていきます!
「回遊動線」
まず回遊動線とは。。。
家の中にできるだけ行き止まりを設けず、ぐるぐると回れる動線
だそうです。
お家を探しているとよく見る文言だと思います。
よく「家事楽動線」などの言葉と合わせて見るイメージを勝手に持っています(‘ω’)
上記の間取りは実際に回遊動線を意識して作った現場です。
例えば洗濯機を回しながら、お風呂の掃除をしたり料理の準備をしたり、洗濯が終わればキッチンを通ってベランダに干しに行ける。。。
水回りの動線がつながることで、最小限の移動で済むイメージですね(..)
間取りをそのままでキッチンと洗面所の間にある扉がなかった場合を想像していただければ、ちょっと楽そうな感じがしませんか??
他にも左側の二部屋、ここも回遊動線になっています。
家族構成やお部屋の使い方に左右されてしまいますが…
ウォークインクローゼットの扉を開けてリビング側の扉も開けると風と光を通すことができます($・・)/~~~
メリットとデメリット
ここまで何となく回遊動線についてお話しをしてきましたが、本題です。
ずばり「メリット」と「デメリット」について…
考えれば考えるほど言いたいことが増えてしまうので、大きいところだけ…
まずメリットです(*’ω’*)
一番は、家の中の移動がスムーズになり普段の生活の中で感じる不便を解消できます!
文章だけだと、それだけ?となってしまいそうですが、毎日のことと考えるとこれが一番のメリットかなと思います(..)
痒い所に手が届くってすごく大事なことだと思います。
また僕個人的に推したい面が、「何となく広く感じる」です!
感覚的なことになるので人それぞれかもしれませんが…
これはマンションだと特に恩恵があると思っていて
例えば70㎡のお部屋で回遊動線があると、行き止まりが少なく人の流れがよくなります。
同じ大きさの回遊動線がないお部屋と比べると広く感じられます!
余談ですが…
僕が新卒で働き始めた頃大工さんによく「大工が作りやすい家は住みやすい」と言われてました。
大工さんが家を作る中で色々な材料や道具を持って部屋を移動します。大きく重い物やかさばるものなどなど…
この言葉の真意は、作りやすい家は動線が良いということを言いたいそうです。
上で出した間取りも作りやすくていいね!と言ってもらえました(*’ω’*)
回遊動線はそんなお家です。
話を戻して…今度はデメリットです(‘;’)
デメリットは「人が通ること」です。
抽象的な表現ですので例えば
収納を通る計画の時に、人が歩くスペースを設ける必要があること
プライバシーの確保を検討する必要があること
こんなところでしょうか。
人が歩くスペースが必要ということは、その分棚や収納家具を置くスペースが小さくなります。
ただこのデメリットは工夫で(ある程度)どうにかなります!(^^)!
上の間取りで言えば、ウォークインクローゼットの動線は最低限、収納スペースを大きく、コの字に棚を設けて高さを工夫し棚の上下をつかえるようにしてあります。
プライバシーの面では、回遊動線に絡む扉には鍵がついておりプライバシーの確保もしております。
他にもGoogle先生に聞けばいっぱい出てくると思いますが、今日はこの辺で…
お家を考えたときに少しでも参考になれば嬉しいです。
セナリノベでも回遊動線を意識した現場があるので、是非遊びに来てください(*’▽’)
それではまた次回のブログで(‘ω’)ノ
この記事を書いた人おれんじくん
現場監督兼設計の大谷選手のような一流の二刀流になりたいアラサーです
週7でテニスをしたくて堪らないテニス狂いで名前の由来は愛用のラケットの色から🎾