秋は「東京から一番近い棚田」へ

ストレスフルな中でのリラックス方法はたくさんあります。「美しい景色に出会うこと」もそのひとつ。行先を決めずにドライブしながら見た風景も特別なものに変わっていきます。千葉県には海も山も広い平地も揃っていて飽きることがありません。今回は海岸線をたどって房総半島へ向かいました。海を抜けて、山を抜けて、着いたのは「鴨川」です。

鴨川は、千葉ロッテマリーンズのキャンプ地でもあり、シャチが飼育されている鴨川シーワールド、スーパードクターズが在籍する亀田総合病院がある場所でも有名なところです。鴨川の海はウミガメが産卵に訪れることでも知られています。そして海から高台に向かうとそこには何段にも連なる美しい棚田の風景が広がり、思わず車の窓を開けて深呼吸をしたくなる里山「大山千枚田」が広がっています。秋晴れに映える緑のグラデーションが綺麗で何枚も写真を撮りました。大山千枚田では、毎年10月中旬から1月上旬までLEDライトによるライトアップイベント「棚田のあかり」が開催されるようです。都会のイルミネーションも素敵だけれど、ゆっくりと幻想的な空間に身を置くのもまた素敵なひとときです。

【棚田のあかり・棚田の夜祭り】

10月中旬から1月上旬まで、日本の棚田百選に選ばれた大山千枚田を舞台にLEDライトによるイベントが開催されます。15分毎に橙、青、緑、紫と4色に変化する幻想的な棚田の雰囲気を楽しめるイベントです。日程は鴨川市HPにてご確認下さい。（参考：もっと鴨川・鴨川市HP）

【大山千枚田】

千葉県鴨川市大山にある棚田。標高90-150ｍの斜面に375枚の棚田が連なっていて、東京から一番近くにある棚田で有名です。農林水産省の日本の棚田100選にも選ばれている美しい景観。日本で唯一の雨水のみで耕作を行っている天水田でもあります。（参考：Wikipedia）