RENOVATION
JOURNAL
リノベの情報マガジン
2022.12.26 月
No.30
リノベーションのコト
愛するペットのためのリノベーション|快適に暮らすためのアイデアも紹介
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愛する犬や猫も大切な家族の一員。そのため、住まいづくりを見直す時には、快適に暮らせるように工夫することが大切です。
そこで今回は、ペットが喜ぶリノベーションや、共にストレスなく過ごせるためのリノベーション方法を紹介します。
目次 [閉じる]
ペットが喜ぶリノベーションアイデア
ペットが喜ぶリノベーションのアイデアを4つ紹介します。愛犬や愛猫と快適にくつろげる住空間にするためにも、これから紹介する4つのポイントを参考にしてください。
滑り止め対策をする
床が滑りやすいと、愛犬や愛猫がケガをしてしまう恐れがあります。怪我のリスクを下げて安全に過ごしやすくするために、フローリングの床に滑り止めコーティングをしたり、カーペットを敷いたりなどの滑り止め対策をしましょう。
費用や住まいの問題から、こうした対策ができない場合は、ペットに滑り止めのついた靴下を履かせてあげる、専用の滑り止めを肉球に塗るなどで対策するのもひとつです。
ペットドアを設置する
自由に行き来できるペットドアの設置は、犬や猫にとってストレスフリーな空間になります。飼い主にとってもドアを開閉する手間が減ったり、冷暖房の効率が上がったりとメリットが豊富です。
ロック機能がついているペットドアも多いので、キッチンに立っているときや外出時にはロックして脱走を防止することもできます。
キャットウォークを設置する
愛猫がいるご家庭には、キャットウォークの設置がおすすめです。猫は室内飼いが基本なので、運動不足やストレスを溜めてしまいがちになってしまいます。
キャットウォークの設置は肥満予防やストレス解消にぴったりです。爪研ぎがついたものや、身を隠せるタイプのキャットウォークもあるので、愛猫のタイプに合わせて選んでみてください。
運動不足にならないための遊び場を作る
犬にもキャットウォークのように、自由に遊べるスペースが必要です。遊び場として一定のスペースを設けることで、運動不足を解消でき、指定の場所以外では遊べないことを教えておけば暮らしもスムーズになります。
ペットと快適に暮らすためのリノベーション方法
続いては、ペットも飼い主も共に快適に暮らすためのリノベーション方法を紹介します。
ペットゲートを設置する
ペットゲートは、ペットに出入りして欲しくない場所や急な飛び出しを防ぐためのものです。玄関や階段、キッチンなどに設置することでペットの行動を防ぎ、危険も防止できます。ゲート自体に足がついている「置き型」や、壁の間に設置する「突っ張り型」、などさまざまなタイプが発売されています。
小型犬や猫の場合であれば、置き型でも問題ありませんが、ジャンプ力のあるペットや力の強いペットなら、突っ張り型がおすすめです。
床暖房を設置する
ストーブやヒーターは、ペットの火傷や飼い主のアレルギーの原因になりやすいので、暖房器具は床暖房がおすすめです。
床暖房は大きく「電気式」と「温水式」の2種類で、それぞれ特徴が異なります。電気式は床下に電熱線を張って床を暖めるタイプ、温水式は床下にパネルやパイプを設置して、その中にお湯を循環させて床を暖めるタイプ。どちらを選んでもペットにとって問題はありませんので、工事にかかる費用や部屋を暖めてくれるスピードなどで選ぶと良いでしょう。
床暖房を使用すると、常に床が暖かい状態になるので、ペットが自分で体温調節ができるように、ペット用のベッドやマットを準備しておくと、愛犬や愛猫がより快適に過ごせます。
床暖房を後から取り付けたい方に向けて、床暖房のリノベーション方法と費用相場を以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は、あわせてご覧ください。
収納を工夫する
ペットとの暮らしには必要なものがたくさんあります。上手に収納しなければ、飼い主、ペット共に行動の妨げにもなってしまうかも知れません。そのため、犬を飼っている場合は、お散歩グッズは玄関に収納するのがおすすめです。
コートかけやフックを玄関に備え付けておくと、散歩に必要なリードやハーネスなどを機能的でスマートに収納できます。猫の場合は、置き型のキャットウォークではなく、壁に設置するタイプのものにすると、飼い主の生活スペースが広がり、すっきりしたお部屋に仕上がります。
キッチンに腰壁をつける
腰壁とは、人の腰のあたりまでくるように板を貼った壁のことです。一般的に床から腰くらいまでの高さは、生活する上で一番キズや汚れが付きやすいと言われています。
腰壁を設置すると、ペットによるひっかき傷も防ぐこともできます。
壁や床の素材に配慮する
たくさんの楽しい時間や癒しを与えてくれるペットとの暮らしですが、特有の悩みもつきものです。そのため、リノベーションする際には、キズや汚れ、匂いに強い壁や床の素材を選ぶのがおすすめです。
また、ペットの体にやさしい素材選びも大切です。
ペットとの暮らしに最適な壁・床材選びのポイント
ペットと飼い主ともに、ストレスフリーで快適に暮らすためには、キズや汚れ、匂い、安全に配慮した壁や床材を選びましょう。
ここでは、ペットとの暮らしに最適な壁・床材選びのポイントを具体的に紹介していきます。
足腰に負担が少ない素材を選ぶ
ペットにとって過ごしやすい床は、滑りにくくて弾力のある床です。多くの住宅ではフローリングが一般的ですが、普通のフローリングはツルツルした素材なので、ペットの足腰に負担がかかりやすくなります。
そのため、リノベーションの際には、ペット対応のフローリングやクッションフロアなどを検討しましょう。こうした床材には、歩く音を軽減してくれる効果もあるので、飼い主にとっても嬉しいメリットです。
臭いがつきにくい、消臭効果のあるものを選ぶ
一緒に暮らしていると、それほど気にならなかったり慣れてきたりする匂いですが、来客者にとっては気になる場合も考えられます。できるだけ気になる匂いを抑えるためにも、匂いがつきにくく、消臭効果のある床材や壁材を選ぶのがおすすめです。
壁は、石灰石が原材料に含まれている「漆喰」なら、消臭に効果的で殺菌や調湿などの効果も期待できるとされています。床は、全体的な張り替えが難しいのであれば、エサ、トイレ、ゲージ周りなどの匂いが発生しやすいスペースに部分的に消臭効果のある床材を敷くのもひとつの手です。
ひっかき傷に強い素材を選ぶ
床材は、ペットの爪傷が付きにくいフローリングがおすすめ。壁材に関しても表面強化されている素材を選ぶと、キズが軽減されます。
また、床のキズは明かりが反射すると目立つので、キズが目立ちにくいブラウンなどのダーク系を選ぶのもコツです。
ただし、傷つきにくい素材はメンテナンスを考えるとメリットがありますが、床材は硬くなります。ペットの負担を軽減することを優先すると、クッション性の高い床材も考慮しなくてはいけません。
掃除が楽なものを選ぶ
食べこぼしや粗相をはじめ、外からの汚れを持ち込むなど、ペットとの暮らしは何かと汚れがちです。そのため、汚れに強く、お手入れが楽な素材を選ぶのもポイントです。
壁なら「防汚」「撥水」などのキーワードがある素材を、床なら「水拭きOK」の素材を選ぶと、床の肉球の拭き取りなど、お掃除が楽になります。
まとめ
ペットと一緒に暮らすためにリノベーションすることは、ペット、飼い主どちらにとっても幸せが増えるということです。好みや性格はそれぞれですから、愛犬や愛猫に何がベストなのかを考慮しながら、暮らしに合わせたリノベを検討してみてください。
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