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リノベーションを考える方に!既存空間を活かした書斎・ワークスペースの作り方

No.29

リノベーションのコト

リノベーションを考える方に!既存空間を活かした書斎・ワークスペースの作り方

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リモートワークなど生活習慣の変化に伴って、自宅に書斎やワークスペースを作るリノベーションを検討している人が増加しています。

そこで、本記事では、書斎スペースのリノベーションを悩む方に向けて既存空間を活かした書斎の作り方や注意すべきポイント、参考にしやすい事例などを紹介します。

リノベーションの前に知っておきたい!書斎のタイプ

リノベーションを考える方に!既存空間を活かした書斎・ワークスペースの作り方

書斎は、一室を丸々書斎にする個室型や、一室の中に間仕切りで書斎スペースを確保する間仕切り型のものなどさまざまなタイプがあります。

まずはリノベーションをする前に書斎のタイプや特徴を理解しましょう。

個室タイプの書斎

まずは定番の一室を丸々書斎にする個室タイプが挙げられます。

誰にも邪魔されることなく仕事や作業に集中できるので、自宅に部屋が余っている方やリモートワークでオンライン商談やミーティングが多い方は特におすすめです。

空間の一部を仕切る書斎

次のタイプは、個室タイプのように一室をすべて使うのではなく、一室の一角に間仕切りで書斎を確保する間仕切りタイプです。

住まいに空いている部屋がない方や閉鎖的な空間で仕事や作業をするのが苦手な方に人気があります。

オープンスペースの書斎

リビングの一角など、広々としたスペースに書斎を作る方法もあります。リビングの近くに間仕切りタイプの書斎を設置すれば、子どもや飼っている動物などの様子を伺いながら作業することも可能です。

背の高い本棚を間仕切りにするもよし、カーテンで仕切りを作るもよし。机と椅子を置くスペースとコンセントがあれば十分な書斎になります。

押し入れやクローゼットを活用した書斎

押し入れやクローゼットも書斎として利用するには十分なスペースです。海外では、自宅のクローゼットを改装して、自分らしいワークスペースを作ることを「クロッフィス(クローゼットとオフィスをかけ合わせた造語)」と呼び、数年前から広がっているほどです。

押し入れやクローゼットを活用した書斎の魅力は機能的な空間であること。スペースは比較的狭いですが、棚など作業スペースとして必要なものがしっかり揃っています。業者にお願いして扉を外したり、壁紙を張り替えたりすれば一気に機能性もデザイン性も高まります。

寝室にデスクスペースを設置した書斎

寝室をリノベーションして書斎を作るのも、ひとつの方法です。寝室内に間仕切りを設けたり、収納スペースをリノベーションしたりすることで書斎を設置できます。

就寝前に本を読みたい人や、朝早くから夜遅くまで作業や仕事をしたい方などにおすすめです。そのほか、リラックスした雰囲気で仕事や作業に臨みたい人にも人気があります。

ミセスコーナーを活かした書斎

家事の合間に家計簿をつけたり、本やパソコンでレシピを確認したりする時などに便利なミセスコーナーを活かした書斎もあります。それほどスペースを取らなくても、ちょっとした作業をするときにとても便利な書斎になります。

キッチンの横に設置と目が届きやすいので、お子さんがまだ小さい家庭は子どもの勉強・お絵かきスペースとして活用するのも、ひとつの方法です。

【空間の広さ別】最適な書斎・ワークスペースの作り方・活用方法

リノベーションを考える方に!既存空間を活かした書斎・ワークスペースの作り方

書斎は机と椅子がおける広さであれば、スペースが狭くても問題ありません。ここでは空間の広さごとにどんな家具がおけるか、どんな活用方法があるのかなどを紹介します。

1~2畳(帖)の場合

1畳〜2畳程度のスペースがあれば、書斎やワークスペースを作ることが可能です。1畳あれば〜100センチ幅の机が置けます。2畳あれば、広々と作業できる120センチ幅の机と小さめの棚を一緒に設置できるので空間が充実します。

ただし1~2畳のスペースでは大きな本棚などは置けないので、空間を上手に活用する必要はあるでしょう。

3畳(帖)以上の場合

3畳以上のスペースがあると、仕事だけではなく趣味にも活用できるスペースができます。

たとえば、作業スペースの横にギターや工具を置いたり、好きなアイドルや芸能人のグッズを飾ったりと書斎・ワークスペースの活用は自由自在です。机の上下のスペースも収納として上手に活用すれば、より趣味を満喫できる空間に仕上げることができます。

1畳(帖)以下の場合

ノートパソコンで作業する程度であれば、1畳以下のスペースでも問題ありません。

ノートパソコンで作業するのであれば80センチ幅の机で十分です。階段横、下のスペースや踊り場、ロフトの空きスペースなどを上手に活用すれば、秘密基地のような自分だけの空間が作れます。

書斎リノベーションで注意すべき3つのポイント

リノベーションを考える方に!既存空間を活かした書斎・ワークスペースの作り方

上章でも述べたように、書斎やワークスペースは少しのスペースがあれば作れますが、注意しなければいけないポイントが3つあります。

3つのポイントを押さえながら、長い暮らしの中で書斎の使い方が変化していく可能性もありますので、個室を確保するのか、少しのスペースを活かすのかは慎重に検討してみてください。

空調設備を整える

空き部屋やクローゼットなどを書斎にリノベーションする場合、空調設備を見落としがちです。また、長居はしないので空調の環境を整えないという人も稀にいますが、できるだけ空調設備は整えるのがおすすめです。

特に夏場は窓がない個室型タイプの書斎は、部屋の温度が非常に暑くなります。エアコンや換気扇を設置しておくと安心です。

電源コンセントの位置に気をつける

パソコンを使った仕事をしない場合には、電源コンセントの位置に注意する必要はありません。ただし、電源コンセントがあれば多くの作業に便利なので、念のため電源コンセントの位置に気をつけておくと安心です。

そのため、先に机を置く位置を定めて、必要に応じて電源工事も行いましょう。

落ち着いて過ごせるレイアウトにする

デスクを置く場所は部屋の角が良いか、真ん中が良いか、向かう方向は壁が良いか、窓が良いかなど、人によって落ち着いて過ごせるレイアウトは異なります。また、人がいて少しの雑音があった方が作業の効率が良い方もいますし、誰もいないシーンとした空間の方がスムーズに作業できる方もいます。

そのため、自分が普段どんな家具のレイアウトや空間であれば落ち着いて過ごせるのか、思い返し考えてからリノベーションを実施しましょう。

参考にしたい!船橋ショールームにある書斎スペース

リノベーションを考える方に!既存空間を活かした書斎・ワークスペースの作り方

最後に、千葉県船橋市にあるショールーム内の書斎スペースを紹介します。インダストリアルな空間のなかにある書斎スペースは仕事や趣味のためのワークスペースとして最適です。

壁には収納棚を設けて空間を有効活用。使い勝手に合わせたスペースの取り方や棚の作り方、コンセントの位置など参考にして頂けます。ぜひ、お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。

セナリノベでは、中古物件にリノベーションをプラスして提案を行う新たな住まいのかたちをご提案しています。自由設計も可能で、ライフスタイルに合わせた書斎スペースを設けることももちろん可能です。

書斎だけでなく住まいのリノベーションやリノベーションされた家の購入を検討する人はぜひ、ご検討ください。

まとめ

書斎とひと口に言っても、一室タイプのもの、オープンスペースに間仕切りを設置するものなどさまざまなタイプがあります。狭いスペースでも机と椅子が設置できればどこにでも作れるので、今回紹介した書斎リノベーションで注意すべき3つのポイントを参考に、自分だけのオリジナル書斎・ワークスペースを検討してみましょう。

セナリノベでは書斎スペースはもちろん、リノベーションの実績が豊富ですので、気になる方はぜひご相談ください。