2023.02.05
2023.07.29
とらおの「現場レポート②」
現場レポート② マンションの天井高さの“あれこれ”
こんにちは^^
現場監督の「とらお」と申します🐯
私の当番ブログでは主に、
・住まいをつくること🏢
・現場で感じる発見💡
・リノベをする上で是非見ていただきたいポイント👆
・職人さんたちの思い🔨🔨
などなど…
住まいをご検討されている方へ少しでもお役に立つ
情報を発信できたらと思います❕❕
第①回は「住む大きさ」について書かせていただきました❕
第②回もボリュームに関連するお話で
「マンションの天井高さの“あれこれ”」
について少しお伝えしたいと思います^^
マンション選び(特にリノベーション計画)をされている方の参考になれば幸いです❕❕
マンションの構造にもよるのですが……
ここではRC構造(鉄筋コンクリート造)を例にしてお伝えします^^
↓の画像は、あるマンションの一室の内装を解体した状態です❕
RC構造のマンションの一室は本来、この写真のように…
床 壁 天井
すべてがコンクリートで囲まれた空間になっています❕❕
※マンションによっては一部例外もあり
この状態だと3m前後の天井高があることが多いんです😮
しかし
この写真にはフローリングも壁紙もありませんよね……
この状態から生活できる空間にするためには
様々な工事が必要になります🤔
天井高さに起因する一例をご紹介しますと……
まずご紹介するのは
給排水設備配管 ですね❕
水、お湯、排水管、ガス管などをコンクリート床の上に
配管する必要があります❕❕
マンションによっては排水管以外は
天井に配管されているケースもありますね😮
床に配管する場合、10~15㎝ほどの高さが必要になります❕
続いてご紹介するのは
換気扇のダクト です❕
ダクトは基本的に天井裏を通ります❕
キッチンのダクトが一番太いケースが多いので
間取りによってはキッチンダクトの経路が
天井高さを圧迫する原因になります…🤔
だいたい20㎝くらいは影響を受けることになります……
リノベーション計画ではキッチンダクトの圧迫を
極力抑えるために、↓の写真のように露出しているケースもありますよ😉
飲食店などに多くみられる施工ですよね❕❕
最後にご紹介するのは
天井組み です❕
照明器具などが取り付きますので
天井裏には電気の配線がたくさん配置されています😮
電気配線の分と、天井を組み上げる下地の分が必要になりますので……
おおよそ5~10㎝程度は最低でも必要になります 🤔
ここも補足ですが、リノベーション計画であれば……
↑の写真のようにコンクリート天井に直接
照明器具を取り付ける手法もあります❕❕
電気配線を写真のように鉄パイプに通して
インダストリアルな空間をつくることができます😮
今回は3つの事例をご紹介しましたが…
どれも住む上で必要な設備ですよね💡✨
詳しくはご紹介しませんが……
・床の仕上げ材(たとえばフローリングや畳など)
・床暖房の有無
・エアコンの設置希望位置
※👆は複雑でなかなか難しい問題なのです🤔
などなど。。。。。
天井からも床からも…
必要な設備がある分だけ
どんどんコンクリートむき出しの状態から天井高さは縮んでしまうのです😱💨
記述した項目のような設備にかかわる影響もあれば……
「マンション自体の規定や規約」
に左右されることもあります🙅
これはどうしようもないケースが多いですね。。。。
いざ、マンションを選定する時に
今回お伝えした項目を気にかけて検討される方は
ほぼほぼいらっしゃらないのではないでしょうか❓❓❓
立地条件や間取り、お部屋の広さで選ぶ方が大半だと思います💡
もし立地がすごく気に入られて、リフォームやリノベーションを
ご検討されている方がいらっしゃいましたら❕❕
是非ともお気軽にご相談いただければ幸いです👆👆
アドバイスさせていただきます🎵
写真で判断できる部分と、現地で見ないとわからない部分がありますので…
その点はご注意ください💡
今回はマンションの天井高さに関するお話をお伝えさせていただきました❕❕
是非ご参考になれば幸いです^^
今回の現場からは以上ですー🐯🐯🐯
この記事を書いた人とらお
現場監督歴10年で注文住宅約300件、マンションリノベ約50件担当させていただき様々なお客様のご要望を直接体感してきました!
お客様に教わることばかりですが、少しでもお客様のご要望にお応えできれば幸いです!