RENOVATION
JOURNAL
リノベの情報マガジン
2022.12.20 火
No.27
リノベーションのコト
リノベーションは照明計画にもこだわりを!空間別の照明を選ぶポイントとおしゃれにアレンジする方法
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自分らしい空間づくりの決め手であり、居心地を大きく左右するのが照明です。
そこで、この記事では、リノベーションでお気に入りの空間づくりを成功させるために、照明の種類や特徴、空間別の照明を選ぶポイントやおしゃれにアレンジするコツなどを紹介します。
目次 [閉じる]
住まいで使われる照明の種類・特徴
まずは主に住まいで使われる照明の種類や特徴を紹介します。
シーリングライト
シーリングライトは、天井に直接取り付けるタイプの照明器具です。お部屋全体を均一に明るくできる特徴から、多くの住宅でメイン照明として使用されています。
現在では、室内の明るさをセンサーで検知する自動調光機能が搭載されたシーリングライトなど、機能的な商品も発売されています。
ペンダントライト
ペンダントライトは、天井から吊り下げるタイプの照明器具です。種類が豊富でおしゃれな雰囲気を演出できることから、照明インテリアにこだわりたい人にとても人気があります。
あたたかな光が特徴のペンダントライトは、とくにキッチンやダイニングに用いるのがおすすめです。
ダウンライト
ダウンライトは、天井とフラットな状態に設置するタイプの照明器具。照射範囲が15度未満のものや90度以上のものもあり、部屋の雰囲気を自在に演出できます。
ディスプレイなどをやわらかい光で照らす補助的な役割もできる照明です。
ブラケットライト
ブラケットライトは、柱や壁面に取り付けるタイプの照明器具です。柱や壁に取り付けるので場所を取らず、空間を開放的に使える特徴があります。また、落ち着きのある光で雰囲気のある空間を生み出します。
間接照明
天井を照らす「コーブ照明」や、壁を照らす「コーニス照明」、天井と壁の両方を照らす「バランス照明」など、建築と一体化させた間接照明はたくさんあります。
最近では、コンセントを入れるだけで使える簡易的なものも増えているので、自由度高く理想の空間を演出しやすくなっています。
【空間別】照明計画のポイント
リビングやキッチン、寝室など、空間ごとにフィットする照明は異なります。
ここでは空間に合わせた照明計画のポイントを紹介します。
リビング
リビングの照明計画のポイントは、まずはどんな雰囲気を演出したいかを決めることです。例えば、夜でもしっかり明るい空間にしたいのであれば、シーリングライト(温白色や昼白色)をメイン照明に設置するのがおすすめです。
ムードある空間を演出したい場合は、メイン照明にペンダントライトを選んでみましょう。ペンダントライトはシーリングライトよりも部分的に照らすので、場所によって影ができ、空間に明かりの濃淡が生まれます。
そのコントラストを楽しむもよし、影を作りたくない場所がある場合は、そこに間接照明をプラスすると、こだわりの空間に近づけられます。
キッチン
手元が暗かったり食材の色が鮮明にわからなかったりすると、料理をする際に大きなストレスになるでしょう。そのため、キッチンの照明計画では、影を作らないことが重要です。
おすすめの照明は、部屋全体を均一に照らすシーリングライトやダウンライト。ペンダントライトや間接照明でやわらかな雰囲気を演出したい場合は、調理する人の頭が影にならないように、調理する人の位置より少し前に取り付けると影ができにくくなるのでおすすめです。
キッチンが壁向きの場合は、壁面に間接照明を設置して手元を照らすと暗さが解消できます。
寝室
寝室の照明計画のポイントは、入眠しやすいリラックスした雰囲気を演出すること。明るい光で照らすと目が冴えてしまうので、補助照明と間接照明を使った空間作りがおすすめです。
たとえば、枕元には読書の時に便利なスタンドライトやブラケットライト、夜中に起きた時も安全なように、足元を照らすフットライトを組み合わせるなどの工夫をすると、快適な睡眠につながるでしょう。
洗面室
朝の支度をする時、夜メイクを落とす時など、洗面室も暗ければ準備にストレスが生じます。そのため、影を作らないように、明るめの照明を設置するのがおすすめです。
たとえば、ダウンライトに加えて、ミラーの真上もしくは左右にブラケットライトを設置すると、鮮明に見え、身支度がはかどるでしょう。
おしゃれに照明アレンジ!インテリアをより素敵にする方法
とことん照明計画にこだわるなら、おしゃれに照明をアレンジしてみましょう。ここではより自分らしさを追求する人に向けて、インテリアをより素敵にする照明アレンジ方法を紹介します。
ウォールステッカーを貼り付ける
アメリカ発のシール状のインテリアであるウォールステッカー。簡単に壁に貼れるのに空間の雰囲気を一変できるので非常に人気の高いインテリア雑貨です。
そんなウォールステッカーをシーリングライトに貼り付ければ、おしゃれでオリジナリティ溢れる照明になります。電気をつけた時と消した時の違いも楽しめます。
ランプシェードを手作りする
ランプシェードとは電灯を覆う笠のことです。素材によって光を拡散させたり、直接光を当てたりなど、さまざまな光の効果を生み出すことができます。インテリアのアクセントにもなる万能なアイテムです。
そんなランプシェードは、市販のランプシェード枠や芯材、布で手作りすることができます。手作りすると、お気に入りの布を使って誰とも被らない照明器具ができるので、愛着も沸きつつ一気にこだわりの空間になります。
トグルスイッチにする
つまみ状のレバーを上下もしくは左右に操作して明かりを調節するトグルスイッチ。無機質な空間やインダストリアルなインテリアにマッチする照明アレンジです。カチッとしたスイッチ音や操作感も童心をくすぐります。
非常に魅力的な照明アレンジですが、設置には電気工事が必要なため、他の紹介したアレンジに比べて難易度が上がります。電気工事の資格を持っていない人は工事できませんので、設置したい場合はプロにお願いしましょう。
まとめ
照明は「雰囲気が好き」「明るければなんでも良い」というものではなく、キッチンやリビング、寝室など、空間や利用するシーンに応じて使い分けることが大切です。機能性も伴ってこそ、居心地の良い空間と言えるでしょう。今回紹介した照明の種類や特徴、空間別の照明計画のポイントなどを参考に、ぜひ自分らしい空間を作ってください。
「セナリノベ」ではリノベーションした住宅をリーズナブルな価格で販売すると共に、こだわりの「自由設計」でお届けしています。お客様の意向を丁寧にお伺いし、空間に合わせた照明計画もご提案させていただきますので、気になる方はぜひご相談ください。