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今話題のワンストップリノベーションとは|引き渡しまでの流れやメリット・デメリット

No.22

リノベーションのコト

今話題のワンストップリノベーションとは|引き渡しまでの流れやメリット・デメリット

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新たな住まいのかたちとして、浸透しつつあるリノベーション。リノベーションを行う際には物件探しや設計、施工など、多くの工程を踏まなければなりません。

従来、こうした工程は専門分野とする会社にそれぞれ依頼してきましたが、最近ではまとめて依頼できる「ワンストップリノベーション」が話題です。

そこで今回は、ワンストップリノベーションの特徴や種類、流れ、メリット・デメリットなどを紹介します。

ワンストップリノベーションとは?特徴や種類について

ワンストップリノベーションとは、物件探しから施工、アフターフォローまでを一貫して提供するリノベーションサービスのことです。従来の中古物件のリノベーションでは、ローン審査の相談や、空間デザイン、設計など、各会社とやり取りする必要がありましたが、ワンストップリノベーションでは一連で相談・手続きが可能です。

ワンストップリノベーションは、物件探しからアフターフォローまですべて自社で対応する「オール・ワンストップリノベーション」、リノベーション会社が窓口となり、設計や施工などを別会社に依頼する「パーシャル・ワンストップ・リノベーション」の2種類に分けられます。

【5STEP】ワンストップリノベーションの大まかな流れ

今話題のワンストップリノベーションとは|引き渡しまでの流れやメリット・デメリット

ワンストップリノベーションがどのような進行で行われるのか、気になる人もいるでしょう。ここでは主な流れを5つに分けて紹介します。

ヒアリング

まずは、希望する物件の条件や予算(物件購入費+リノベ費用含む)などのヒアリングを受けます。

その上で知識豊富なプランナーがお客様の叶えたい暮らしに合わせた提案をしてくれます。合わせて資金計画の打ち合わせを実施する場合がほとんどです。

物件探し

希望条件のヒアリングが終わったら、要望に合わせた物件探しを行います。中古物件は立地や築年数で判断しがちですが、それ以外にもチェックしておきたいポイントが豊富です。

自分たちのニーズにあった物件を紹介してもらうことはもちろん、そうしたポイントを押さえながらプロの目線からみた最適なリノベーション用物件を提案してもらえます。気になる物件は内覧も可能です。

設計

物件が決まったら、理想の住まいを目指して設計に落とし込んでいきます。どのようにリノベーションしていくか、設計担当と相談しながら進めます。

リノベーション会社によって進め方は様々ですが、セナリノベではお客様に合わせて異なる設計方法をご提案しています。理想の住まいが明確な方には「自由な間取り」を、理想の住まいが明確でない・知識に不安を感じている方には、セナリノベが厳選した「デザイン」や「設備仕様」をプロの視点でアドバイスいたします。

また、ワンストップリノベーションはどの工程も同じ会社の社員なので、引き継ぎもスムーズです。

施工

打ち合わせが終了したら、施工スタート。リノベーションは内装を美しくアップデートするだけではなく、目に見えない建物の老朽化や部屋の破損状況もしっかりチェックしています。綺麗で安全性にもこだわった理想の住まいを実現させます。

引き渡し・アフターフォロー

住まいが完成したらお引き渡し。引き渡しまでにかかる期間の目安は、工事開始から引き渡しまでで約2カ月~2.5カ月です。

引き渡し後も何か困ったことがあれば、引き続きサポートしてもらえるのがワンストップリノベーションの魅力です。あなたの快適な暮らしを末長く見守ります。

ワンストップリノベーションのメリット

今話題のワンストップリノベーションとは|引き渡しまでの流れやメリット・デメリット

ワンストップリノベーションにはたくさんのメリットがあります。ここではワンストップリノベーションを利用する具体的なメリットを紹介します。

スムーズに進行しやすい

ワンストップリノベーションの一番の魅力は、スムーズに進行しやすいこと。複数の会社と連絡を取る必要がなく、窓口をひとつに集約できるので効率的です。物件探しとリノベプランの相談を同時に進めることもできるなど、忙しい人にとっても便利です。

予算をコントロールしやすい

物件探しとリノベーションを違う会社に依頼した場合、物件と工期のバランスが取りづらく、予算コントロールがしにくいため、配分が難しくなります。ワンストップリノベーションの場合は、物件探しとリノベプランの相談を同時に進めたり、物件担当とプランナーが一緒に予算のバランスを考慮してくれたりするので、工費の見通しが立ちやすくなります。

理想の物件と出会いやすい

リノベーションに適した理想の物件と出会いやすいこともメリットのひとつ。ワンストップリノベーションでは、リノベーションに合う物件という視点で、物件選びからプロからアドバイスがもらえます。また、マンションのリノベーションは制約が多く、物件それぞれの構造上の問題でキッチンの移動ができない、壁が壊せないなどを理由に、工事に規制が入ることもあります。

ワンストップリノベーションなら、リノベーション工事にも詳しい担当者と一緒に物件が探せるので、そうしたイレギュラーな事態に遭遇することもありません。

ワンストップリノベーションのデメリット

ワンストップリノベーションのメリットと合わせてデメリットも知っておくと、後悔のない住まい探しができるでしょう。

担当者の変更を言い出しにくい

メリットとデメリットは表裏一体でもあります。ワンストップリノベーションでは、各工程を同じ担当者が担当することが多いです。そのため、途中で担当者との相性が合わないと感じた時に変更が言い出しにくい場合もあります。

会社も変更しづらい

ワンストップリノベーションでなければ、物件探しをお願いした不動産会社と相性が合わなくても単発的な付き合いのため変更もしやすく、変更しない場合でも次の工程では自然に別の会社とやりとりすることになります。

しかし、ワンストップリノベーションの場合は、一度頼むと施工までノンストップなので、頼む前にしっかり吟味するのがおすすめです。

ワンストップリノベーションをおすすめしたい方

今話題のワンストップリノベーションとは|引き渡しまでの流れやメリット・デメリット

これまで紹介したメリットとデメリットを踏まえて、どんな人にワンストップリノベーションが適しているのか、おすすめの方を紹介していきます。

物件からプロにアドバイスをもらいたい方

ワンストップリノベーション向きなのは、不動産にあまり詳しくなく、物件選びからプロのアドバイスが欲しい方です。

上章でも紹介したように、リノベーションは制約が多く、選ぶ物件によっては理想の住まいを実現する施工ができない場合もあります。とくに、仲介をメインにしている不動産会社はリノベーションの予算取りやリノベーションに向いている物件かわからない場合が多いです。

実際に物件を購入した後にリノベーションを検討しても、「住宅ローンで見込んでいたのに予算が足りなくなった」「物件に費用をつかってしまい、やりたかった間取りができない」など、ご相談いただくことが多々あります。

不動産業界で働いていた経験があったり、リノベーションに対しての知識が豊富だったりする方の場合は問題ありませんが、不動産に関する知識が少ない方にとっては、不動産知識はもちろん建設会社としての視点からのアドバイスをもらえる「ワンストップリノベーション」は安心して物件を購入できるでしょう。

こだわって家を建てたい方

細部にまでこだわって家を建てたい方にも、ワンストップリノベーションがおすすめです。物件選びから施工まで一貫して打ち合わせができ、柔軟に変更も可能なので、妥協することなく理想の住まいづくりが実現できます。

それだけでなく、中古物件のリノベーションは、こだわっても新築よりリーズナブルに抑えられる場合がほとんどなので、こだわりの家を建てつつ安価に抑えたい方にもピッタリです。

まとめ

物件探しからアフターフォローまで、一貫したサービス体制であるワンストップリノベーション。ワンストップリノベーションであれば、物件の相談や施工、アフターフォローまでひとつの会社で任せられるため、物件選びからアドバイスをもらいたい方や、こだわって家を建てたい方におすすめです。

セナリノベでもワンストップリノベーションを行っていますので、気になる方はぜひご相談ください。