RENOVATION
JOURNAL
リノベの情報マガジン
2021.10.22 金
No.07
リノベーションのコト
キッチンのリノベーションでもっと料理を楽しく!注意点も解説
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「キッチンが古くなってきた」「新しいキッチンにして気分を変えたい」などの理由で、キッチンのリノベーションを検討している方も多いためはないでしょうか。
今回は、キッチンリノベーションのタイミングや費用相場などについて詳しく解説していきます。
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キッチンのリノベーションとは
キッチンのリノベーションとは、キッチンを新しいものに変えたり、コンロなどの設備を交換したりすることを指します。キッチンリノベーションタイミングや費用などについて、詳しく見ていきましょう。
キッチンリノベーションのタイミング
一般的にキッチンの耐用年数は10~20年とされています。そのため、10年を過ぎた頃からキッチンのリノベーションを検討してみてもいいでしょう。
ただし、設備の使用頻度や毎日のお手入れ具合などによっても劣化の進行具合は変わってくるため、10年を過ぎた頃というのは、あくまでも目安として考えるようにしてください。
キッチンリノベーションの費用
キッチンのリノベーション費用は、リノベーションの内容によって変わります。50万円未満の費用でできるリノベーションは、部分的な工事が主になります。コンロやレンジフードなどの交換程度であれば30万円以内でリノベーションすることも可能です。
キッチン全体を交換する場合は、50万円~150万円が目安になるでしょう。キッチンの位置移動といった大規模になると、費用が150万円を超えることもあります。
キッチンリノベーションの工期
工期は2~6日が一般的です。ただし、この2~6日というのは、既存のキッチンの場所に新しくキッチンを設置する際の工期となります。
壁付き型キッチンを対面型に変えるなどの大きなリノベーションをする場合には。2~3週間以上かかるケースもあります。いずれにしても、最低でも6日程度はかかると覚えておくといいでしょう。
キッチンリノベーションはDIYでも可能
壁や収納スペース、キッチンカウンターなど、場所は限られますが、キッチンリノベーションはDIYでも可能です。ただし、DIYによって強度が落ちてしまったり、予想とは異なる仕上がりになってしまったりすることもあるため、できるだけ専門業者に依頼したいところです。
ただし、下記はDIYできないため、専門業者に依頼するようにしてください。
- ビルトインガスコンロの交換
- キッチンシンクの交換
リノベーションに最適なシステムキッチンの種類
リノベーションに最適なシステムキッチンには、主に「対面キッチン」と「壁付けキッチン」の2種類があります。
対面キッチン
まずは対面キッチンの種類から見ていきましょう。
対面キッチンの種類は主に以下の5つです。
- アイランドキッチン
- ペニンシュラキッチン
- I型キッチン
- L型キッチン
- セパレート型キッチン
アイランドキッチン
キッチンと壁が接する部分がないキッチンです。オープンキッチンとも呼ばれる開放感のある造りが特徴となっています。家族などとのコミュニケーションをとりやすいのも魅力のひとつです。
料理中などでも動きに制限がなく、窮屈な思いをすることもありません。ダイニングテーブルまで短距離で移動できるため、料理を出すのにも手間がかからないでしょう。
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンは、キッチンの左右一方が壁と接しているタイプの対面キッチンです。アイランドキッチンにリノベーションする場合は広い設置スペースが必要ですが、ペニンシュラキッチンは限られたスペースをうまく利用することが可能です。そのため、設置スペースに悩んでいるという方にも適した対面キッチンと言えます。
I型キッチン
コンロからシンクまで横一直線に並んでいるキッチンがI型キッチンです。一般的な住宅で、もっとも見かけるタイプの対面キッチンは、このI型キッチンになります。
キッチンの手元を隠すことができるため、生活感を出さずにスタイリッシュなキッチンを演出したいという方におすすめのキッチンです。
L型キッチン
シンクとコンロ部分が直角に配置されているL字型に曲がったキッチンです。I型キッチンよりもサイズが大きいため、作業スペースをとりやすいというメリットがあります。
キッチン全体がL型になっているため、移動も簡単です。広いスペースで効率的に料理がしたいという方は、L型キッチンへのリノベーションを検討してみてください。
セパレート型キッチン
シンクとコンロが別々になっているキッチンがセパレート型キッチンです。シンクとコンロが個別になっているため、対面と壁付けキッチンそれぞれのメリットを兼ね備えたキッチンとなっています。複数人でも料理がしやすく、広い作業スペースを確保できるのも特徴です。
壁付けキッチン
壁に設置されているタイプのキッチンです。対面キッチンのように開放感はないため、コミュニケーションがとりにくいというデメリットがあります。
しかし、壁付けキッチンは料理に集中しやすいため、壁付けキッチンを選ぶ人も少なくありません。クッキングスペースをコンパクトにまとめられるという特徴もあります。
キッチンリノベーションの費用を抑える方法
キッチンリノベーションの費用は、次のような方法で抑えることができます。
- 建材のグレードを下げる
- 複数メーカーのキッチンを比較する
- あらかじめ予算の上限を伝える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
建材のグレードを下げる
新しいシステムキッチンにかかる費用がもっともリノベーションの費用を左右する大きな要素となるため、システムキッチン自体の価格を抑えられるかが大きなポイントとなります。
同じグレードなどのキッチンでも、カラーやオプションなどによって価格が異なるため、事前にチェックしておくといいでしょう。
複数メーカーのキッチンを比較する
キッチンは複数のメーカーから販売されているため、イメージに近いキッチンがある場合には複数メーカーのキッチンを比較しましょう。
メーカーごとに設定しているキッチンの価格帯が異なるため、比較することで各社の違いを知ることができます。
使っている部材やオプションなどによって価格差があります。キッチン本体の機能性・費用面を考慮してご自身が納得できるキッチンを選びましょう。
あらかじめ予算の上限を伝える
キッチンリノベーションの見積もりを依頼する際に、あらかじめ予算の上限を伝えておけば、予算内で理想に近いキッチンリノベーションをしてくれます。
また、伝えた予算を超えることがないため、思わぬ出費を防ぐこともできます。予算で悩んでいるという方は、見積もり時に相談してみるといいでしょう。
キッチンリノベーションの注意点
キッチンリノベーションの際には、以下のような点に注意する必要があります。
- 予想以上にスペースが狭くなる
- 使わない機能が多くなる
- 予算を削りすぎて理想のリノベーションができない
- キッチンの高さが合っていない
リノベーション後に後悔しないためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。
リノベーション業者の選び方
キッチンリノベーション業者の選ぶ際には、次のポイントを確認するようにしましょう。
●過去の実績
過去にどのような実績があるのか、キッチンリノベーションは何年前から行っているのかなどをチェックします。実績が少ない業者や、開業して間もない業者は避けた方が無難です。
●得意分野を確認する
デザイン、コスト、プランニングなど、得意としている分野はリノベーション業者によって異なります。そのため、自分が重視したいポイントと業者の得意分野が合っているかどうかをチェックすることも大切です。
●業者の所在地
リノベーションが終わった後も、業者とは長く付き合うことになるため、できるだけ近隣にある業者を選びましょう。
●保証制度をチェック
リノベーション後の保証期間と補償内容は業者によって異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。
まとめ
キッチンリノベーションは、工夫次第で費用相場を抑えることもできます。また、キッチンにはさまざまな種類があるため、理想に合うタイプを見つけて、納得のいくリノベーションを実現しましょう。
DIYでもキッチンリノベーションは可能ですが、失敗するケースも少なくないため、できるだけ専門の業者に依頼したいところです。