RENOVATION
JOURNAL
リノベの情報マガジン
2021.10.26 火
No.11
リノベーションのコト
玄関をリノベーションして綺麗に!注意点や業者の選び方もご紹介
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家の顔ともいえる玄関をリノベーションすれば、室内全体の雰囲気を変えることもできます。
今回は、玄関リノベーションのメリットや費用相場、リノベーション費用を抑える方法などについて詳しく解説していきます。
リノベーション業者の選び方もご紹介しますので、玄関のリノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次 [閉じる]
玄関リノベーションのメリット
玄関のリノベーションには、主に次のようなメリットがあります。
- 室内全体の雰囲気が変わる
- 収納スペースを増やせる
- 省エネにもつながる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
室内全体の雰囲気が変わる
玄関リノベーション最大のメリットとも言えるのが室内の雰囲気ががらりと変わるという点です。一般的にマンションの玄関は狭くて圧迫感がありますが、リノベーションによって開放的な空間を演出することができます。
玄関は家の大切な第一印象になるため、玄関をリノベーションするだけでも、気分がかなり変わります。なお、近年流行している下記のような「土間玄関」にすることも可能です。
収納スペースを増やせる
リノベーションでは、玄関エリアに新しく収納スペースを増やすこともできます。玄関の収納といえばシューズクロークを思い浮かべますが、近年ではシューズクローク以外にも、次のような収納スペースを設けることができます。
- 自転車置き場
- ベビーカー置き場
- 洋服やカバンの収納
- ウォークインクローゼット
このように、デザインだけではなく機能性を高めることができるのも玄関リノベーションの魅力です。
省エネにもつながる
玄関リノベーションの際にドアの素材を断熱性の高いものに変えれば、省エネにもつながります。なお、断熱ドアには冬場の寒さを防ぐだけではなく、結露の軽減になるというメリットもあります。
冬の寒さが厳しい地域に住んでいる場合や、冬場の電気代が嵩んでいるという方は、玄関リノベーションの際に、ドアを断熱タイプに変えてみるといいでしょう。
ただし、マンションのリノベーションの場合、玄関ドアは共用部にあたるので交換ができないので注意が必要です。
玄関リノベーションはDIYでも可能
小物の取り付けや塗装といった、細かい部分のリノベーションはDIYでも可能です。アクセントを付けるだけなら、自分の好みで自由に行えるというメリットもあります。好みのカッティングシートを貼るなどしても楽しいでしょう。
ただし、部屋を取り壊して玄関を大きな空間にするなどの大規模なリノベーションは、専門業者に依頼した方が無難です。
玄関リノベーションの費用相場
玄関リノベーションを業者に依頼した場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。リノベーションをする箇所別の費用相場を詳しく見ていきましょう。
扉だけの交換
扉だけを交換する場合の費用相場は、30~55万円です。内訳としては、扉の取り外しと取り付け工費が11~13万円、扉の本体価格が19~42万円となります。選ぶ扉の種類によって費用は大きく変わります。マンションの扉は共用部にあたるため、扉のリノベーションはできません。
玄関の枠交換
玄関の枠を交換する際の費用相場は、31~50万円です。内訳としては、撤去と枠の取り付けで11~14万円程度、扉の取り付けが20~39万円となります。
カバー工法と呼ばれる工法でリノベーションをすれば、基本的に工事は1日で終わるため、手軽なリノベーションとしてもおすすめです。
引き戸へのリノベーション
引き戸へリノベーションする際の費用相場は、15~40万円です。内訳としては、見ると、古い扉の撤去が1~2万円、金具やサッシなどの設置費用が5~10万円、引き戸の本体価格で10~30万となります。
工事は基本的に1日で終了します。ただし、扉の状態によっては2日かかることもあります。
玄関周りのリフォームは箇所によって費用が大幅に異なる
玄関周りのリノベーションは、リノベーションをする箇所によって費用が大幅に変わります。主な箇所のリノベーション費用は下記のとおりです。
- 網戸の設置:2~13万円
- 玄関の収納:5~50万円
- 玄関のタイル:1.3~3万円/㎡
- バリアフリー化:5~45万
玄関リノベーションの費用を抑える方法
玄関リノベーションの費用は、次のような方法で抑えることができます。
- 建材のグレードを下げる
- あらかじめ予算の上限を伝える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
建材のグレードを下げる
建材はグレードによって価格帯が大きく異なるため、グレードを下げるだけでも費用を大幅に抑えることができます。建材にこだわると、費用はいくらでも高くなってしまうので、予算の範囲内で選べる建材を使って、全体的なリノベーションの費用を抑えるといいでしょう。
あらかじめ予算の上限を伝える
業者にあらかじめ予算の上限を伝えておけば、予算内でのリノベーションを提案してくれるので、予想外の出費を抑えやすくなります。
どの程度の予算なのかを伝えておかなかった場合は、業者から数多くの提案をされて、全体的な工費が想像以上に高くなることもあるので注意しましょう。
玄関リノベーションの注意点
玄関のリノベーションでは、次の3点に注意する必要があります。
- 最低でも3人が入れるスペースを確保する
- 採光量にも気をつける
- マンションの玄関リノベーションは一部のみ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
最低でも3人が入れるスペースを確保する
玄関が広いと家全体が広く感じられるため、最低でも3人が入れるスペースを確保したいです。
玄関が広ければ、出かける際や帰宅したら際にストレスを感じることも少なくなります。いずれにしても、玄関は家の顔であるということを意識しながら広さを決めるようにするといいでしょう。
採光量にも気をつける
玄関は家の顔ともいえるので、採光量にも気を配りましょう。暗い玄関は家全体を暗いイメージにしてしまいます。また、採光量を確保できている玄関は、雨具が短時間で乾くというメリットもあります。
小窓を作ったり、ドアに磨りガラスをはめ込んだりするなどの工夫で、明るい玄関を実現しましょう。
マンションの玄関リノベーションは一部のみ
先にも述べましたが、マンションの玄関リノベーションは一部のみしか許可されていません。マンションのドアは共用部として規定されているため、たとえ区分所有者であったとしても、自由にリノベーションすることはできません。
リノベーションできる箇所はマンションによって管理規約で定められているため、事前に確認しておくようにしましょう。リノベーションが許可されているマンションでも、リノベーションをする際には管理組合の許可をもらうのが基本です。
リノベーション業者の選び方
玄関のリノベーション業者を選ぶ際には、必ず実績の多い業者を選びましょう。リノベーションは新築とは異なる技術が求められるので、業者のホームページなどで施工例を確認するようにしてください。実例を見れば、実際に依頼した際のイメージも湧きやすくなります。
併せて、他の業者に比べて極端に費用が安くないかどうかも確認しておきましょう。業者によっては、極端なコストダウンで費用を安くしていることもあるので、費用を安くできる理由をしっかりとチェックしてから選ぶようにしてください。
まとめ
玄関リノベーションは、家全体の印象を変えることもできる魅力的なリノベーションです。収納スペースを増やしたり、省エネにつながったりするといった実用的な面があるのも、玄関リノベーションの特徴と言えます。
費用相場は施工箇所によって異なるので、予期せぬ予算オーバーを防ぐためにも事前に確認しておきましょう。なお、マンションの場合はリノベーションできる範囲が決められているので、管理規約に目を通しておくようにしてください。