ホテルラウンジのような落ち着いた空間|地域に寄り添う調剤薬局
千葉県千葉市 S様
調剤薬局を開業しようと思ったキッカケはありますか?
地元のクリニックの先生からお声がけをいただき、新しく調剤薬局を開業しようと決意しました。生まれ育った街なので、地元で開業できることが嬉しかったです。
私自身OLから薬剤師になったのですが、専門学校に通っていたときの友人を誘ってオープンすることにしました。6年間ずっと近くにいてくれた、旧友ですね。
店舗リノベーションで難しかったことや悩まれたことなどあれば参考に教えてください
薬局全体の広さや調剤室、待合室など規程の広さが必要なので、店舗探しは難しかったですね。
ここの店舗は元々ビルのオーナーさんのお店があったのですが、何十年も空き店舗になっていたので、広さも丁度良く店舗リノベーションを前提に検討しました。広島建設さんは戸建てのリフォームのみかと思っていましたが、店舗の改装もできると聞いて、セナリノベさんにご相談することに。
スタッフさんたちの人柄が良くて、安心感もあったし一番信用できると思いました。
他社も含めて検討はしていたのですが、最終的にコストパフォーマンスも良くてセナリノベさんに決めました。
すごくステキな内装ですが、何か参考にしたイメージやデザインなどありましたか?
「ホテルラウンジのような空間にしてほしい!」とプランナーさんにお願いしました。
ホテルのラウンジのようにしたいと思ったのは、どうしても薬局って薬をもらうところだから、気が重くなる空間じゃないですか?開業する薬局では、できれば薬局に行くのが楽しみになるような空間にしたかったです。
地域の方とコミュニケーションをとったり、ご年配の方も多い地域なので薬をもらったあとも友人と少し世間話をしたり、来ていただいた方に時間を忘れてくつろいでいただけるホテルラウンジのような空間にしたかったです。患者様には贅沢な待ち時間を満喫して欲しいと思います。薬局のキャッチフレーズを「地域の皆様とともに」です。
内装でこだわったポイントなどあれば教えてください
受付と待合室はホテルラウンジのようにしたかったので、フロア材は上品に見える長尺シート(サンゲツPM-20194)を採用していて、実際に凹凸もあり本物の石のように見えますよね。
受付下の間接照明も付ける高さや角度など、細かく打ち合わせしました。受付上は梁だったのを化粧梁として提案してもらい、いいアクセントになっているので気に入ってます。
カウンター部分は幅を広めにとってレジもあえてひとつに。パーテーションで区切っても良かったのですが、それだとせかせかして、流れ作業になりがちになるかな、と思ったので、一人ひとりの患者様と向き合えるようにしました。
トイレはご年配の方も多いので広く設けました。和風な感じも出したくて、クロスはマットな質感のディープグリーンに。周りからも早速好評ですし、きっと汚れも目立ちません。(笑)
調剤室は受付とは真逆に、ホワイト系にしたのですが、クロスは薄いグレー色にしています。清潔感を失わずにあまり真っ白だと逆に落ち着かないかなと、いい塩梅の色味にしました。
施工中にも何度か現場を見ながら、擦り合わせさせていただきました。施工するのもあっという間にできてしまって驚きました。大工さんから直接ご提案いただくこともあって、スムーズに進めていただき半年かかる予定がぐっと3か月で完成できたので、とても感謝しています。
今後、どのような薬局にしていきたいですか?展望などあればお聞かせください
一般的な薬剤師だと転勤があったりもするので、地元で開業できること嬉しくて、戻って来させてくれてありがとうの気持ちが大きいです。私を育ててくれたこの街に恩返ししていきたいですね。
地元方々には薬もらうだけでなく、コミュニティを育む場所になったら嬉しいなと思います。